Apolloがリリースされてこの記事が書かれた頃と状況が多少変わっていますが、技術的な面でウィジェットの現在を取り巻く環境を知るのにはいい内容だったので、今年の1月末に書かれた The Ever-Changing Widget Landscape をてきとうに和訳しました。ところどころはしょっていたり、語尾も揃っていなかったりですがご容赦ください。
この記事を書いたEdは、まだ Yahoo Widget がkonfabulatorと呼ばれていて、まだWindows版が存在しなかった頃にWindows版を作ってよと言われて"Windows版なんてクレイジー"と吐き捨てつつ2日でWindows版のプロトタイプを作ってきたというオニなひとらしいです。
変わり続けるウィジェットの展望 2007/1/29
2003年にkonfabulatorが現れ、開発者にとって唯一の選択肢だったときと、widgetの世界は大きく変わりました。
Microsoftが先日Vistaの一部として出したり、Appleを含めていくつかの会社から似たものがリリースされています。そしてNewsweekが、2007年は"ウィジェットの年"だと宣言するほどです。
Arlo と Perry が Konfabulator を作ったのは、かっこいいアプリケーションが作りたいけどそういうのを作れるやつがなかったからです。それからずっとKonfabulatorはwidget開発者のニーズ - 強い印象を与えるためのツールを提供すること - にあわせてロードマップを作ってきました。でも選択肢がひとつじゃなくなってよのなか複雑になってきたので、konfabulatorを作ってきたぼくらのスピリット - デベロッパがかっこいいアプリケーションを作るのを手助けする - に立って、ニーズに合わせてどれを選べばいいかながめてみますよ。
ひとつのプラットフォームで動けばいいって言う人と、ぜったいDHTMLが使いたいっていう人とにとっては、DHTMLだと便利だっていうのを別にしても、DHTMLはよく知っててシンプルで、しかもOSといっしょになっていて追加のソフトウェアが必要ないです。
でも、すんごいリソース使うし、ひとつのプラットフォームにしばられちゃいます。
googleのアプローチは技術的には僕らのに似てるけどwindowsでしか動きません。それに小さなアプリケーションというよりはプラグインです。アートとかブランドを表現する余地が少ないです。
Yahoo Widgets はクロスプラットホームで、もう4000くらいwidgetがあって、widget作ったらいちばん潜在的に多くの人にリーチできます。DHTMLほど一般的じゃないけど、ちょーかっこいいwidgetがつくれるのはパワフルなプレゼンテーションレイヤをつくるためにそうなっていて、ほかにもやらないといけないことはあるけど、ここ数ヶ月そのことに取り組んでますよ。
次のリリースでwidgetにたいするみんなの見方がほんとに変わるから。早くリリースしたいです。
今日はほかのテクノロジーにもちょっと光をあてましたよ。安心してね。ほかのやつもそうだろうけど、僕らのエンジンも新機能のクランクをまわしてるよ。来年はこの分野にあついことがたくさんあるのをたのしみにしてます!
Posted by Ed
書いている人が Yahoo Widgets(めんどうなので以下Konfabulatorと書きます)の開発者なので、やや Yahoo Widgets に好意的な書かれ方になっていますが(特に、書くのが簡単、の部分)、たしかにHTML+jsのアーキテクチャに縛られず、柔軟なアプリケーションが作れる可能性があるのはKonfabulatorの利点だと感じます。
ひとつ、Cross-Platform なのは Konfabulator だけだと主張しているところについて補足を。たしかにKonfabulatorだけが Cross-Platform なものの、実際のところHTML+jsで動くほかのプラットフォームはクロスブラウザで動作するウェブアプリケーションを作る程度の手間ですべてのプラットフォームで動作するウィジェットを作ることが可能です。記事内では google desktop gadget はXMLだと書かれていますが、XMLの中にHTML+jsを入れてあるだけで、基本的には HTML+js になっていて容易に変換が可能です。そのため google desktop widgets を、OSXの dashboard と windows gadget で使えるように変換するコンバータ Convert Google Gadgets to Other Widget Platforms も存在します。(追記: このコンバータは、google gadget のURLをIFRAME内で表示するだけで、中のコードをコンバートするのではなく、中身はそのままで各プラットフォーム上でwidgetとして認識される形式にコンバートするものでした)
特定のプラットフォームにしか存在しないインターフェイスもあるので、この方法では完全な意味でCross-Platformにはなりませんが、大半の部分はローカルのリソースを操作するクラスを抽象化することで、ひとつのソースコードからすべてのプラットフォームで動作するウィジェットを作成することができます。皮肉なことにHTML+jsではなく、独自のW3Cの標準に近いXMLを使っているKonfabulatorを除いて(W3C Widgets 1.0 はwidget自体の記述フォーマットを規定しているものではありませんでした) HTML+js で記述されているほかのプラットフォームは低いながらも互換性があるのです。
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